フォルクスワーゲン・ポロR WRC2017のファイナルテストがマーカス・グロンホルムのドライブにより火曜日にスウェーデンで行われました。
WRCから撤退するわけですから、いまさらテストをする意味なんてないはずなのですが、VWによれば、当初から予定されたとおりにホモロゲーション・プロセスを最後まで行うだけでなく、FIAよる査察と申請を予定どおりに行い、あとはFIAのスタンプがいつ押されてもいい状態までにもっていくのだとか。
ドイツ人らしいといえばそうなんですが、バカに正直すぎると思いませんか?
ホモロゲーション申請書とはいえ、新しいポロ2017の部品のすべてを撮影して、一連の図面と併せて、おそらく150ページを超える書類一式にまとめ、FIAに申請するだけでも一千数万円はかかるはずですから、参戦する予定もないのに、そんな無駄なことしますかね?
レッドブル・レーシングがクルマを買い取るという噂もあるけれど、VWグループの17%の株を所有しているカタール・ホールディングを通じて交渉を行っているアル-アッティーヤの動きも気になります。彼がほしいのは、ポロ2016じゃなくて、本当はポロ2017じゃないんかな? 一連の騒動で大損させた株主様ですから、これはVW重役連中も無視できない?