このまま晴れパターンでいきそうなポルトガル。昨日のスタートも青空でした。
いよいよラリーは金曜日から本格的なステージを迎えます。朝のステージでは木陰にはマディな部分もあるとの情報です。チームはハードタイヤなのかソフトなのか、どちらを選択するのでしょうね?
それとシェイクダウンで2番手タイムを出したヘニングのピレリタイヤが、本番でどれだけの速さをみせてくれるかに注目したいと思います。ERCのヴァシリー・グリアジンの快進撃でもわかるように、ピレリのパフォーマンスは侮れないレベルにあることは明らかですからね。
ピレリのグラベルタイヤについて、もうひとつ大ニュースなのは、世界選手権では伝統のアシンメトリコ(左右非対称)のパターンを捨て、左右対称パターンを採用したこと!
使用できるタイヤ本数がどんどん限られていく傾向にある世界選手権では、とくに天候が荒れた場合には、クロスに使用するとか、ソフトを温存するなどといった戦略が重要となっていますが、ピレリの新しいスコーピオンXRは左右どちらでも使用できるため、きわめて合理的となっています。
今年からシーズン前にタイヤを登録する義務がなくなったはずなので、ヘニングがもしも速ければ、ピレリにスイッチすることを本気で検討するチームも現れるのでは?
複数のタイヤメーカーが現れると、やはりラリーは俄然、おもしろくなってきますね〜。