やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

がんばれ新コンビ。

タナクが新しいコドライバーのレイゴ・モルダーの経験を不足を補うためにプログラムを見直すというニュース、すこし気がかりです。サルディニアではWRカーからR5にスイッチするとのことです。
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もちろんポルトガルの横転がコドライバーに起因すると、はっきりとタナクも言っておらず、むしろモルダーを擁護するような発言を繰り返しています。そういえば、これまでのシーズン、たびたび「二人のコミュニケーションを改善しなければならない」というコメントがあったようにも思い出されます。

さて、モルダーといえば、ずっと昔からタナクの仲のいい友人でもありライバルでもあったゲオルグ・グロスのコドライバーでした。このコンビで昨年のエストニアチャンピオンを獲得しています。彼はコドライバーを失って困ってないのかなーと思ったら、なんと活動休止状態なのだとか。しかも、タナクの世界選手権参戦のために今季のエストニア選手権への参戦を断念し、自身のマシンを売却したそうなのです(もちろん彼は自分が犠牲になったとは言ってませんが)。

実は、グロスの父親は、タナクのメインスポンサーでもある食料品スーパー、グロッシーの経営者であり、タナクを世界に復帰させることを決めた強い支援者なのだそうです。息子ゲオルグ・グロスもきっと同じ考えがあり、タナクのスピードが世界で花開くことが全員にとっての悲願となっているのかもしれません。よくわかりませんが、そこにはちょっと運命共同体のような意識もあるんでしょうか。

さて、話がすこし逸れましたが、つまりモルダーとタナクはまったく何の関係もないところで、ぽっと誕生したコンビというわけではなく、パートナーとしていい関係に発展しそうなバックボーンがちゃんとありそうだということを言いたかったのです。もちろんここでいい関係を築けるかどうかでタナクの今後が決まるといっても過言ではないでしょう。

まじめで勉強家と評判のレイゴがどれだけタナクのペースをつかんで息が合うコンビとしてシンクロできるかどうかなんでしょうけど、時間はどうしたってかかるのかもしれません。オジエとイングラシアのように最初からずっとコンビを組んでいると、きっと何から何まで息もぴったりなんでしょうけど・・・。

あ、ちなみにタナクは26歳、モルダーは先月32歳になったばかり。もっと若そうに見えるんですけどね。


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