やはり。といいますか、変革は避けられないところまで来ているようです。
本日のニュースでお伝えしたように、WRCプロモーターとマニュファクチャラーによって、世界選手権イベントの最終日に順位決定戦を行うという変革案が進められているようです。
メディアへの露出が少ない、いまの選手権のままでは、参戦を継続することが困難だとマニュファクチャラーが訴え、いまのままの選手権ではメディアの拡大が困難だとプロモーターが言う以上、もはや変革は待ったなしと感じます。
VWモータースポーツでさえ、2014年までの参戦しか本社の確約をもらってないとされており、変革こそ参戦継続の絶対条件だと言われています。カピトも必死になるわけです。
ここ数年にステークホルダーになった、ラリーをよく知らない人たちが競技の根幹ともいえるルールを自分たちに都合よく変えようとしていることに一抹の不安はありますが、新しいルールのもとでフェアな形で勝者が決まり、新しいファンがさらに増えるのならば変革を否定する理由はありません。
実は最終ステージで勝者を決定するというプランは1年ほど前にも提案されていますが、ジャン・トッドFIA会長の反対により導入が見送られたという経緯があります。しかし、ステークホルダーたちが望む新規定をトッドが今後も認めければ、もはやマニュファクチャラー選手権の存続は困難となるでしょう。
トッドとFIAがどのような未来を選ぶのか、今後の動きに注目したいと思います。