世界中のスバル・ファンにとっての聖地となっているプロドライブ・ファクトリーが移転するそうです。

90年代に一度だけファクトリーを訪ねたとき、意外なほどにそこは小さなスペースでしたが、床に油のシミがないタイル貼りのクリーンなファクトリーで、エンジニアたちが医者のような服をきて作業をしていたことが印象に残っています。

最初のファクトリーはミュージアムとなり、アストンマーティンやMINIなどのプロジェクトのために増築された施設が現在のファクトリーとヘッドクォーターとなっているようですが、そっちはさぞかし巨大なんでしょうね。

スバルが世界選手権から消えて久しいですが、いまだにやっぱりブルーといえばインプレッサですもんね。このイメージを世界に定着してしまったんですから、すごいですね。

6月にはスバル・ファンたちがプロドライブの見慣れたファクトリーに別れを告げるべく、ここに大集合するそうです。数年前のマクレー追悼イベントでは1000台を超えるインプレッサが集まったそうでが、今回もそれに匹敵する台数が集まると見られているようです。

市販車とラリーがとても近かった時代につくられたファンとメーカーの絆はいまもこれほど深くて強いです。WRCが新しいルールのもとに変わろうとしていますが、どうかここを見失ってほしくないと願います。