ぐいぐいとシュートアウト方式を強調するヨースト・カピト。
「他にもっといいアイディアがあるなら、言ってほしい」とオジエを問い詰め、有無を言わせなかったようです。
先週末のニュースでカピトがシュートアウト方式の具体的な方法について明らかにしてくれましたが、かなり練り込まれているようですし、今回のWRC改革案をもっとも積極的に進めているのがカピトだということも、これではっきりとわかりました。
しかし、テレビ中継の拡大がされるという前提で話が進んでいるけれど、ルール変更がされたとき、はたして本当にテレビ放映はされるのでしょうか? そして、はたしてルール変更をこれほどまでに強気で推進したVWが、将来も世界選手権に参戦し続けることができるのでしょうか?
僕にはカピトの主張を読んでもなおテレビの放映拡大が幻想のようにも思えるのですが、それよりマニュファクチャラーが参戦しやすいコストを押さえた世界選手権の車両規定をまず作り上げて、2017年といわず速攻で実施すべきでは?
魅力的な選手権を存続させるのではなく、テレビ拡大のためのルール変更と真顔で言われても、これではファンはとても納得しないでしょう・・・いまのところは「変更することを目的とした変更は、ばかげているとしか言えない」というヒュンダイのナンダンの考えの方がまとものように思えます。
まだまだ議論の余地が大ありですね。