本日公開されたサルディニアのフォーカス・オブ・ザ・ラリー。ミシェル・リザンによれば、オジエとラトバラの関係に微妙な変化があるそうです。
その変化はアルゼンチンでのラトバラの勝利が機会になったようだと、オジエをよく知るリザンはレポートしています。自分の前に思ってもみなかった速さで立ちふさがったときから、ぎくしゃくするのではなく、サルディニアではお互いを尊重する雰囲気が生まれたというのです。
オジエはかつてシトロエンに所属していた際、セバスチャン・ローブとのタイトル争いから追い出される形でフォルクスワーゲンへ移籍する道を選びましたからね。チームオーダーにも嫌気がさしたのでしょう。追う立場から追われる立ち場となった今、きっと視界もあのころとはずいぶん違っているとは思いますが、速さをみせたチームメイトを受け入れることができなかったローブとは異なり、ラトバラの速さを受け入れようとしていることに、ちょっと驚き。器はローブ以上にでかいです!
スピードにそれほど余裕があるわけではないことは、この二戦の厳しい戦いが証明してくれています。でも、ひょっとしてオジエはこのようなバトルさえも楽しみにしていたのでは?
カピトはこれからもチームオーダーなしを押し通すでしょう。二人の一歩も引かぬバトルはシーズン最後まで続くでしょう。ラトバラがこのあとどのような変化をみせるかで、また二人の関係がどうなってゆくのか。それを楽しみにしたいと思います。
というわけで次回のRXインタビューでは、ラトバラにいまのオジエがどのように見えているのかについて集中的に聞いております。来週半ば公開の予定です。お楽しみに!