やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

ラリーの夜は眠らない。

日没になってもなかなか暗闇にはならないヨーロッパの夏。藍色の長い夜を惜しむかのように行われているのがイープル・ラリー。今週末にベルギーで行われます。
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昼過ぎからスタートして深夜を回ってもがんがん走り、かつては「イープル24時間ラリー」という名前で呼ばれていた時代もありました。

ルマン24時間レースのように本当に24時間かけて走っていたのかどうなのか、50年の歴史をもつイープルの最初のころがどうだったのかちょっと不明ですが、私が一度だけ観戦したことがある1995年ですら、ステージがなかなか用意できず、だいぶ短くなったとされながらも深夜2時すぎまでラリーカーの音が聞こえていた記憶があります。

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むかしのスーツケースを引っ張りだしてきました。中央の「24HOURS」と書かれているのが、イープルのイベントステッカーです。

今年も朝イチではなくて遅めのスタートで最終ステージが22時にフィニッシュするという変なアイテナリーですが、それも往時の名残り。なにやら雨との情報もありますが、観る側にとってはたいへんでしょうけど、フレディにとっては「こっちのものよ」でしょうね!

そういえばシェイクダウンの前にまたしてもエンジンから出火したプジョー208 T16。プジョーワークスの2台ではなく、ピーター・チューンの新車だったのですが、無事にスタートできるそうです。当初は出走ができるかどうか難しいとの情報でしたが、エンジンを交換するために13人のメカニックが12時間の作業(!)で仕上げたそうです。まさしく眠れない夜だったでしょうね。メカニックのみなさん、お疲れさまでした!


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