なんとクビサがシェイクダウンでトップタイム。なにこの、いきなりさぶいぼ的展開ーッ!
次は何みせてくれるのかな!
クビサといえば、サーキットと同じようにマージンのない走りをしていたことがこれまでのグラベルラリーにおいてアクシデントにつながっていたと自身で分析しております(5月24日ニュース)。と同時に、彼はそのことにあまり不満を述べることはないのですが、ステア角が大きいグラベルラリーでは、どうしても右腕が問題になっているとみられています。
ステアリング操作はプッシュして回すことが基本ですが、クビサの場合、たとえば左コーナーで右こぶしが0時を過ぎるまでは左手でハンドルをプルして回せますが、そのあとハンドルを回すためにはどうしても右手をプッシュするしかないわけですが、腕力に乏しいと、ここがきびしい。
サイドブレーキの操作が必要となるヘアピンコーナーはさらにきついかも。彼のサイドブレーキはプッシュ式に改造されていますが、修正舵にはどうしても右手のすばやい操作が必要となります。
92年のサファリ・ラリーの直前、ワルデガルドが右腕を骨折した際に、左手だけで操作できるようフォークリフトのように改造されたステアリングを装着していましたが、あのような補助的な器具が必要かな・・なんて想像していたこともありましたが、どうもそのような懸念は彼にはまったく不要だったようです。うれしいことに!
シェイクダウンでもうひとつうれしかったのはヘニングの大躍進4番手タイム、マッズやミッコを押さえたことにもちょっと驚きました。
ざわざわとした熱気が地中海から伝わってくるようなサルディニア。今晩はカリアリのハーバーでナイトステージとして行われるスーパーSSのみ、日本時間は明日朝4時(!)のスタートとなります。
本格的なグラベルでのステージは金曜日からとなりますので、あと一日の辛抱でございます。