先日、携帯電話でSMSを送ることができなくなり、近くの携帯ショップに駆け込んだところ、症状から判断して寿命だと思いますとのおことば。しかし、エラーチェックすることもなく、スマホのセールスを始めたので、早々に退散することにしました。
とはいうものの、このまま壊れたままでは不安ですし、携帯サイトを運営している以上、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの携帯はもってなければならないので、いちおう最新機種をチェックしたのですが、まるで携帯を買わせまいとしているとしか思えない品ぞろえ! がっかりしてしまいました。
これまで使ってきた携帯。こういうの捨てられないんですよ。
それにしても、ほんの数年前まで、携帯は熱かったですよね! 毎年買い換えていた人も多かったのでは? 僕も熱かったですよ! スマホよりずっと小さな画面ですが、いまでも携帯が好きなんです。
こちらは1995年ごろ最初に買ったデジタル初号機のムーバM。高かったけど、うれしかったなあ。
モトローラ製であまりにもバッテリーが切れるんで、2年くらい使ったあと、一度お蔵入りさせたんですが、さいしょは鉛バッテリーだったのがアメリカのサードパーティがリチウムバッテリーの販売を開始し、そこから2010年頃まで現役で使っていました。
ぶ厚いLバッテリーもあったし、単3電池をいれる電池パックもありました。会社と事務所と自宅に充電できるホルダをおいて、クルマのなかでも充電できるよう、DCケーブルを備えてました。
こんなに長年使うことができたのは、アメリカ製のモトローラはたまたま発売当時不人気であまり売れてなかったため、ドコモが2007年ごろまで修理を受け付けてくれるくらいたくさんの不良在庫があったおかげでした。僕も十数回あまり保険で外装交換して、いつもピカピカの新品にして使うことができました。
難点は山ほどありました。とにかくでかくて重くて、もちろんi-modeもメールも使えず。カナと英数字しか登録できない不便はあったのに、なんで、この携帯を気に入っていたのかというと、ひとつだけ、ずば抜けて優れていた利点があったからなのです。
実は初期型のムーバのみ、最後のフルレート方式の携帯だったので、音質がよかったのです。さらに、接続がバツグンでした! 地震や大晦日など、アクセスが集中して回線がパンクしてしまう状況でも、この携帯がつながらなかったことは一度もありませんでした。
大きな地震があって電話がつながらずにデパートで困っていたおばあちゃんに貸してあげたこともありましたっけか。
なーんて、過去を振り返っていてもしょうがないですね。さ、次の携帯どうしましょうか。目も悪くなったことですし、いっそ品ぞろえ豊富な、らくらくフォンにしますか!