ニコラ・ジルスールが、「ここがラリーが生まれた地だという証拠を発見」とアップした写真が、あまりにもおかしいので紹介します。
「タクシーとラリーカーだけは駐車許可」って、これどうみても公共の標識ですよ! ヒュンダイのテストが行われたヤムサあたりで撮影したものでしょうか。
ヤムサは、ラリー・フィンランドの聖地とされるオウニンポウヤのステージの玄関口ともいえる街です。オウニンポウヤは世界でもっとも有名なスペシャルステージとして知られていますが、あまりにも高速で危険であるがために、一時期世界選手権では封印されていました。
2007年にマルコ・マルティンが57メートルを跳躍したとき、あの跳びだした瞬間は最高時速171km/hだったそうですよ。
2012年に33kmというフルサイズのオウニンポウヤが復活し、昨年、セバスチャン・オジエが15分8.9秒、平均時速130.74km/hという歴代最速記録を叩き出していますが、残念ながらフルサイズでのオウニンポウヤはまたも今年封印され、25.01kmのみを使用するカカリストのステージとなってしまいました。
それでもフィンランドにはメッキペラやミヒンパア、パワーステージが行われるルーヒマキなど、伝説のステージがまだまだ健在ですし、今年もきっと数々のドラマをきっとみせてくれることでしょう。
動画サイトのyoutube には、「Rally Finland」のアカウントで、各ステージのインカー映像が公開されています。レッキのスピードですから眠くなりますが、じっくりとステージを観察するにはいい機会ですので、ぜひチェックを。カカリストも、ぜんぜん牙なんか抜かれてませんでしたよ!