ラリー・ドイッチュランドでホルデリートのドライブでGT86 CS-R3がゼロカーとして走りました。今後、最終スペックを決定して、来年の1月あるいは3月のホモロゲーションを目指しているようですが、1300kmのフルイベントを走って大きなトラブルがなかったのでほぼ合格点だったのでは!
K-AMナンバー、いいね!
さいきんのラリーは欧州のコンパクトカーばかりなので、そのなかに、たった一台の86がいるだけでかなりラリーの雰囲気が変わりました!
GT86 CS-R3はキットの形で販売されて、2015年1月末までに注文した場合は、79,000ユーロ(約1,087万円)+消費税。2015年2月1日以降の価格は、84,000ユーロ(約1,156万円)+消費税となりますので、いまなら少しおトクです。
レイガーのダンパー、アルコンのブレーキ、高額パーツのオンパレードですし、かなりいいパーツで構成されているようです。細かいところも手抜かりなしですよ。
ベース車のパーツを取り外し、エンジン・ミッション、メンバーの脱着をして、防音・防振材などをこそげ落とし、そこから補強しながらロールバーを入れていくとけっこう作業時間も工賃もかかるでしょうが、そのような作業をしてくれるチームやガレージはヨーロッパにはいくらでもあるでしょう。一台仕上げるのに1500〜2000万くらいになるでしょうか、グループNの4WDラリーカーより少しお安い感じ?
さっそくドイツでは、ドイツ・ラリー選手権の併催シリーズとなるHJS TMG CS-R3トロフィーが行われるとアナウンスがありました。
ヨーロッパ各国のラリー血中度が高いトヨタ・ディーラーが同じようなシリーズ戦を始めれば、一カ国あたり10台あたりで始まっても、フィンランドやスウェーデンやイタリアやフランスやイギリスやドイツやベルギーでも・・・あっという間にヨーロッパでは100台くらいは走り始めるのでは? そして、もちろん日本でも!
そうなれば、WRCやERCで86クラスができますし、GT86で峠世界一決定戦も可能です! そして、そこで成功したドライバーにはステップアップのためのマシンを用意するだけです! そのマシンはヤリスWRCか、それともGT86 WRCか!
おお〜、なんか壮大な青写真が見えてきましたね!