やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

優等生か狂犬タイプか。

ステファン・ルフェーブルがドイツのジュニアWRCを当然のごとく制して、WRCとERCの二つの選手権のジュニアカテゴリーでチャンピオンにまっしぐらであります。プジョースポール、セバスチャン・ローブ、PHスポール、シトロエンといったお偉い様たちがこぞって次世代のスターとして推すだけあって、さも「当然のごとく」優等生的に勝ち進んできている感じが、いかにも将来を期待させます。
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バレンティノ・ロッシにも似た、目がイッている感じのルフェーブル(ぜったいに速そうに見えない!)

しかし、フランスにはもっとスピードジャンキーな若者がいるのです。その名は、エリック・カミーリ。
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狂犬パニッツィの再来なんて期待の声もでています。

今回のドイツでも二日目までルフェーブルを凌ぐスピードをみせ、パンツァープラッテで横転するまでジュニアWRCのトップを激走しました。いいねえ、僕はそういうタイプ嫌いじゃないよ!

フランスにはボランプジョーもあるし、シトロエントロフィーもあるので、ここから続々と新しい若手が出きているので、選手権を追うのがとても楽しみです。けれど、ちょっとうまい程度じゃ、なかなか上のほうに辿り着かずに消えてしまうくらい厳しい世界です。

ここ数年だけでもフランスからは、2013年ボランプジョーの勝者のアンシアン、2012年にシトロエントロフィーで6戦3勝を挙げたアルゼノ、2010年のFFSAドライバーになったピエール・カンパナ、昨年のプジョーラリーアカデミーのステファン・コンサニ・・・・名前を挙げればきりがないくらい、いいな! って思うドライバーで出てきていますが、いずれもさいきんではすっかり名前を聞かなくなりました。

モタモタしてたら、後から後から、どんどん威勢のいい若手がでてきて、あっという間においていかれるくらい新陳代謝が激しい世界ですから、トップカテゴリーまでは、さも「当然のごとく」にマッハで勝ち進まないと!

でも、そこから先は? 

・・・以前に、エルフィン・エヴァンスの父、グインダフも言っていましたが、そこから先は分厚い壁の先の怪物たちの世界なので、英チャンピオンクラスの人間から見ても想像もつかんそうです。レベルが超違うんでしょうねえ。

しかし、そこまで辿りつけば、シャルドネやエヴァンスのようにゆっくりと学習すればいいんです。あとはどう化けるか神のみぞ知る・・・まずはそこまで、優等生か、狂犬か、未来はどっちに?


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