フォルクスワーゲンがマーカスをテストドライバーとして契約したという本日のニュース、実はかなり驚きました。僕はそろそろ彼がヒュンダイの新しいマシンのテストをするというニュースが出るとばっかり思っていたので・・・。

マーカスとナンダンの関係は古いからね。

二人の関係は1990年代にナンダンがトヨタ・チーム・ヨーロッパ（TTE）にいた時代にすでに始まっています。そしてプジョーではナンダンがつくった206 WRCでマーカスは2000年に初表彰台、初勝利、初チャンピオンを獲得しています。古くからの人間関係のつながりを大事にするナンダンであれば、VWの初期段階におけるカルロス・サインツのような開発アドバイサーとしてマーカスを絶対に起用するのではないかと思っていたのですが、完全に裏切られてしまいましたね。

昨年末、マーカスはこれまでにヒュンダイi20 WRCをラリー・スウェーデンのためのスノーテストで1回ドライブしています。それからこのあいだのヘルシンキバトルでもヒュンダイに乗っているのですが、少なからず、裏で関係があるのでヘルシンキではこのような組み合わせとなったのかな〜、そろそろ来季のi20 WRCのテストが彼のドライブで始まるのかな〜と想像していたんですけど・・・。

まあ、ちょっと怖い存在になりつつあるヒュンダイに獲られる前にフォルクスワーゲンが押さえた？　ってのが正解？　

すべてのリソースにおいてライバルを上回れば勝てる。これぞドイツ流勝負の鉄則！

（いただきだぜ！）