ドイツではあれやこれや驚かされることがありましたが、舞台裏でもいろいろびっくりする事件がありました。
ステージを走行中に160km/h(!)でスクーター(!)をぶち抜いたというミークにも驚いたけど、
(どこいくんすか〜?)
一番はジルスールのiphoneが見つかっていたということかな!
ヌービルが木曜日のシェイクダウンで横転した際にジルスールがiphoneをなくしたことは、チームがtwitterで探してほしいって呼びかけていましたから僕も知ってました。
でも、現場はこんな状態ですよ。あんなに広いブドウ畑で激しく6回転もしたんだもん、見つかるわけないよね、と思っていたら、なんと彼は記者会見で「電話したら鳴ったし、画面が光ったのですぐに見つかった」と明かしています。わざわざ深夜に探しに行ったと!
あっなるほど! スゲー! あとから言われるとなるほどそういう手もあるよね、ということになるエピソードだけど、そういうとっさの時の判断力が優れるというか、沈着冷静というか、僕のようにポカーンとするしかない人間からみるとほんとすごいなと思うわけです。
さらにジルスールがちょっとすごいのは、レッキのとき、すでに優勝を予知していたことです!
ロードブックの最終ステージのゴール地点に「Bravo ☺」(ブラボー)と描いてるのですが、本人もいつ描いたのか記憶にないそうです! って、これはもうほとんど神がかりです。
そういえば一年前、最終ステージでコースオフしてソルドに負けてしまったとき、ソルドのコドライバーだったカルロス・デルバリオに「君は若いからいつかきっと勝てるよ」と慰められたジルスール。夢達成まで1年しか掛かりませんでしたね!
ヒュンダイなんて勝てるわけないよなんて世界中が笑っていたなかで、1年前、さっくり移籍を決めたヌービルもすごかったけど、やっぱり勝ち運もってるコンビはどこか違います!