スコットランドの独立をめぐる住民投票が明日に迫り、そういえばコリン・マクレーもフォード時代はマシンに描かれた国旗はユニオンジャックではなくて、スコットランドの旗だったことを思い出しました。
イギリスは同じ国じゃないようで、同じ国だったり、ほんとうにわかりにくかったのですが、なにかの折りに、コリンがスコットランドの民族衣装について、「これはスカートではなくてキルトだ」と言い直したと聞いたことがあります。結婚式のときの話だったかな・・・。スコットランドの人のスコットランドへの不思議なくらい強い思い入れをそこに感じたことがあります。
イギリスのジョークは、だいたいスコットランド人のケチとアイルランド人のバカっぷりを都会の人間が笑うという設定です。しかし、ただの田舎者扱いへの反発からスコットランドが独立に動いたというのも、これまた悪質なジョークだと僕は思うのですが、根っこにはそういうこともあるのでしょうかね。
というわけで、スコットランドの裁判官が変なカツラをかぶっているその歴史や文化をふくめて、マクレーの生まれ故郷のことをすこし知りたくて、この夏、興味本位で「スコットランド文化辞典」(原書房)を買ってみました。
「ストーカー」って言葉は、スコットランドが発祥だって知ってました? 鹿のハンティングのときに忍び寄ることなんですって。とまあ、知らないことだらけのスコットランドに驚愕しているですが、1252ページもあるのでけっきょく、ほとんどなにもわからないまま選挙になってしまいました。トホホ。
さてさて、イギリス出身の世界チャンピオンはリチャード・バーンズだけと書かなければいけなくなるのかとか、全英オープンゴルフはスコットランド発祥なのにその名称はどうなるのかとか・・・、まあ今、悩んでもしょうがないんですけどね。