やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

天気予報は雨のはずが。

ラリーをおもしろくするためにわざと「雨情報」を流したわけではないにしろ、オーストラリアテレビ(ABC)の天気情報に全チームが右往左往。結果的にはトップを快走していたラトバラがタイヤをミスして首位から陥落することになりました。
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土曜日の午後のループにむけてこれほどタイヤ戦略が分かれたのでどうなるのかと思っていましたが、伝統的に天気読みが下手なMスポーツが案の定、全車オールソフトタイヤで大失策に終わり、シトロエンがほぼドライを読み切っていたところから以前と変わらずに有能なウエザースタッフを抱えていることが読み取れました。

参考までに土曜日午後の各チームのタイヤ選択は、オジエが3本ハード+2本ソフト、ラトバラが4 本ソフト+2本ハード、ヌービルとミークが4本ハード+1本ソフト、オストベルグとミケルセンが4本ハード+2本ソフト、Mスポーツとクビサが5本ソフトとなっています。

VWのウエザースタッフは、シルキーさんというザウバーF1のウェザーチームにいた方がいつもは担当しているようですが、なんだか今回は晴れにも雨にも保険をかけたような、思いっきり迷った感じです。しかも、いつもVWは重要なタイヤ選択はチームから指示するはずが、今回は個々の判断だったと説明しています。それにしても、ちょっとラトバラの選択は首を傾げるものでしたね。

たしかにコフスハーバーは金曜日の夜、かなりの雨が降りましたし、昼前も小雨が降り続け、プライベートチームのサービスはスタックする車がでそうなくらいに泥だらけになりました。でも、コフスの60km南に位置するナンブッカは朝イチでもほとんどドライでしたし、地域でバラツキがあったんでしょうね。

けっきょく、ラトバラは11.8秒遅れで最終日に臨むわけですが、はたして攻めるかどうか。ゆっくり寝てから考えると彼は言ってましたが、今回ばかりはドライバーズ選手権のためにも攻めてもらいたいですね!

そして、ハラハラドキドキだったもう一つの戦いも思わぬ形で終了してしまいました。3位をめぐり、ミケルセンと秒差のバトルを演じてきたミークに1分1秒というインカット・ペナルティが科せられてしまったのです。
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こんなかたちで、オフィシャルが立てたコーナーポールを無視してインカットしてコーナーに進入しています。

これでフォルクスワーゲン軍団の鉄壁の1-2-3態勢が完成、マニュファクチャラーズタイトル連覇にむけて舞台も役者も整ったという状況でしょうか。


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