ラリー・デ・エスパーニャが行われた先週末22日、ラリー・ド・フランスの主催者がこっそりと総合リザルトを訂正し、一枚のスチュワード決定の通知を発行していました。それによると、ジュニアWRC選手権に出場したシトロエンDS 3 R3Tのカムシャフトがホモロゲーションに違反していたため全車とも失格処分としたそうです。
こんな話、これまで聞いたことがありません!
ホモロゲーションの誤記申請はわりかし多いけれど、もし違反が発覚しても性能に関係ない申請ミス程度ならタイムペナルティ程度で許されるものですが7台全車が失格ってねえ・・・。
ただし、ひょっとしてフランスだけじゃなくて、5戦全戦で違反なの? とか話をややこしくすると選手権が成立しないし、ステファン・ルフェーブルのチャンピオンがどうなるのかという話になっちゃうので、失格だけどフランスでのジュニアWRCのリザルトは残して選手権は成立させましょうと、モニョモニョ的な大人の解決方法がとられたらしく、あまり大きなニュースにはなっていません。
ジュニアWRCについては来季もシトロエンDS3 R3Tのワンメイクで行く契約のようですが、2016年からルノー・クリオR3Tになるとの噂がスペインで囁かれていましたが、これが原因なのかな??
新しいクリオR3Tは9月のラリー・モンブランでのラリーデビュー以来、速さもみせながらも、ちょっとトラブル続きでしたが、先週末のERCデビュー戦、ラリー・デュ・ヴァレでは2WD優勝を飾っています。
マシンはとてもイイ仕上がりです。来シーズンはWRC3でも使用するユーザーが増えそう!