クビサとロッシの対決に沸いたモンツァ・ラリーショー。ここでデモンストレーションランを行ったメルセデスA45 AMGがこっそりとラリーファンの間で注目を集めました。
2リッターターボ+4WDのA45 AMGはなんと360馬力。2リッター史上最強のロードカーとの呼び声も高い、ハイパフォーマンスモデルであります。
イベント前からF1チャンピオンのルイス・ハミルトンがケン・ブロックにフィエスタのコクピットドリルを受けるティザーをモンスターエナジーが公開していたので、どこかで走るんじゃないかとの噂はありました。
でも、いつどのように走るのか告知されてなかったので、最終日の午後、なんの前ぶれもなく、彼がドライブするA45 AMGがコースインしてステージを走ったときには、グランドスタンドに大歓声が上がったようです
イタリア語の実況アナウンスは過剰に盛り上がりますよね!
メルセデスにはWRC参戦の噂があります。いまのところはドイツ方面の待望論かもしれませんし、F1以外のなんらかのモータースポーツ参戦が検討されているだけなのかもしれません。しかし、この日、ここでA45 AMGが走ったことにはきっと大きな意味があるはず、とドイツ事情に詳しい知人は言っています。
たしかに、もしメルセデスのモータースポーツ担当者がこの日、興奮状態のモンツァ・ラリーショーを眺めていたら、腕組みしながら「ふむふむ、ラリーもかなり熱いなあ」なんて独りごちたかも。
ラリードライバーがこのマシンのルーフの上に立つ日もいつか来るのかな?