都心では朝から雪が舞い、道路には3センチほどの積雪。トヨタのWRC参戦復帰を歓迎するように、まるで今年のラリー・モンテカルロのような朝となりました。
発表会の会場はぎゅうぎゅう詰めのプレスと関係者。最初はなかなかクルマが見られないほどでした!
世界初公開のヤリスWRC !
豊田社長は、ヤリスWRCを前にして、「18年恋い焦がれた彼女に会った気持ち」だと参戦が長年の悲願だったと語り、また「18年ぶりの復帰ではなく、一からスタートするプロジェクト」という控えめながら、挑戦者としての強い決意の言葉がありました。
まあ「18年恋い焦がれた彼女」のわりに、よくみるとボディはあれれなのでありますが、そこはテストカーだっつーことで。
開発の拠点となるケルンのファクトリーはあのころと同じかもしれませんが、あの当時の技術者はすでに全員がTMGを去っており、現場を知っている人も少なくなっています。5000kmを後にしたテストカーは、安堵するテスト結果も出ているようですが、木下TMG代表も「すべてはこれから」と語っているように、まさしく本当に「すべてが一から」という印象です。
2年後のデビューは遠いようで、おどろくほどに時間はありません。2017年ラリー・モンテカルロが1月27日木曜日にスタートするなら、あとわずか726日後となります。負けられない戦いがはじまりました。