ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。長野の山奥から帰ってまいりました。久々のランチア号で雪の長野をたっぷり楽しんできました。いやー、雪道最高!ランチア最高!
実は僕がランチアを買おうと決心したのはワークスが撤退したあと、日本ではすでに売り切れたあとの1993年、ラリー・フィンランドでチーム・アストラのステージ前サービスで取材していたときのことでした。
修理が遅れて弾けるように飛びだしていったトミ・マキネンが目の前の農道でみせたドリフトがすごかった! スタート地点までは目と鼻の先だったんだけど、畑のなかの長い一本道の左コーナーで観戦の人たちの車の縦列駐車でさらに狭くなっているのに、前輪をインリフトさせて全開ドリフト! 観客も歩いてるのにおかまいなし! 正直、殺意感じましたよ。でも、グラベルを蹴散らしているけど、すれすれで車にも当てずにコントロールしきっているのを見て、ちょっと感動しちゃって、そのままアストラに「デルタ買いたい」って!
あれから21年、このクルマがイタリアから日本に到着してから20年、エンジンを壊したこともあったし、ターボを壊したこともあったし、グループAの変な足が入ってるせいかボディのあちこちがキコキコ鳴くけど、とりあえず元気で走ってます!
というわけで、久々にクルマの楽しさにふれて、あのときの新鮮な気持ちを思いだして、やっぱりラリーはいいなあーなんてホクホクした気分で東京に帰ってくることができました。これからもラリーの楽しさを少しずつでも伝えられたらいいなあと思った次第であります。
写真は八ヶ岳のルーヒマキ。そう呼んでいるのは僕だけですが。
本年もどうぞよろしくお願いします!