ナッサーはさすがにしたたかですねえ。2週間のトラブルはパンクぐらいでしょうか。強靱な走りでダカール2勝目です。さすがに強い!
ナッサーだけじゃありません、そのほかにもWRCでもおなじみの名前をリザルトのなかに見つけてびっくり。車イスのスポーツマン、アルベルト・ロベーラです。なんと41位で初完走です。いや、すごいね!
数年前までフィアット・グランデプントアバルトS2000でSWRCに挑戦していましたが、手動によってアクセルもブレーキも行う特殊な装置を備えたマシンを運転するせいか、いつも腱鞘炎や背筋痛に苦しんでいたようです。それでも彼は泣き言も言わずにいつもアクロポリスやヨルダンなど厳しいコンディションのラリーに戦いの場を求めていたように記憶しています。さいきんはラリーには姿を見せないと思っていたけど、ダカールに舞台を移していたんですね。
スポーツマンといえば、WECからパイクスピークからラリーまで才能を発揮しているロマン・デュマも初のダカール挑戦でしたけど、第10ステージでギヤボックスを壊してリタイアしていたんですね。今週は彼もモンテでポルシェをドライブです。
砂漠から雪と氷のステージへと戦いの舞台を移すのは彼だけではありません。クリストフ・ホロウィツィックのコドライバーを務めていたクサビエ・パンセリも、ゴール後そのまま飛行機に飛び乗り、モナコに向かったはずです。今週はブライアン・ブフィエとともにラリー・モンテカルロです! 月曜日からはレッキが始まります。なんてタフ!
ロバート・クビサが少年時代に憧れていたポーランド・ラリー界の英雄的存在といえるホロウィツィック(本当は、クジシュトフ・ホウオツィシに近い発音なんです、なかなかポーランド語の発音は難しいですよね)もダカール10回目の挑戦にしてトップ3でフィニッシュですね。おめでとう!
というわけで本日はダカールあれこれをお伝えしました。さ、さ、いよいよ明日からは世界中がモンテモードです!