帰ってまいりました、あの男が。シェイクダウンでマシンを壊して、「終わったな」と油断させておいて、いきなり不意打ちの先制パンチをみせてくれました。王者セバスチャン・ローブ、シェイクダウンで鮮やかなベストタイムです。くぅーっ、にくいねえー。
サイドウィンドウにLOEBの文字。それだけで興奮!
とはいうものの、ローブも言っているように、たまたま一番手でのスタートが幸運だっただけで、これがこれからの4日間を天気が誰を味方するのかはわかりません。
しかし、ウェットコンディションで後方になるとこれほど路面が汚れるならば、もちろん一番手からラリーをスタートするオジエが有利になりそうですし、14番手からスタートのローブはかなりコンディションが悪くなるかも。
でも、どうやらSS1には昨夜もかなり降雪があり、今夜の初日のナイトステージはフルスノーになっているのではないかとの天気予報もあります。そうなると、有利なのは後方なのかな・・・いや、昼間晴れたので解けていれば先頭不利かな・・・そんなのあれこれ想像したって、アイスノートクルーが走ってみるまでわからないよね!
トップドライバーたちはジェットのヘリでギャップからモナコにひとっ飛びで移動です! もちろんプライベーターたちはすでに昨日のうちに下道150km走ってモナコに移動しているはず。
さあ、モナコの街中に90台のラリーカーがぶんぶんと集まり、騒がしくなってきました。いよいよ開幕です。初日最初のステージは日本時間23日朝4時21分、SS2は同じく朝5時29分!
はたして、11年ぶりにカーナンバー1以外のナンバーでWRCを走る男が奇跡の復活をみせるでしょうか! のちほど速報でお会いしましょう!