やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

コドライバーの朝は早い。

ラリー・モンテカルロの三日目の朝が始まろうとしています。コドライバーたちは耳に携帯を押し当てたまま、2時間前にステージを走ったアイスノートクルーからの最新情報をもとにペースノートの変更を行っています。

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ミーカが黙々と手を動かしています。窓の外はまだ暗いです。

1つのステージのペースノートはクルーがレッキで作成した「オリジナル」と、アイスートクルーが手書きで書き写した「コピー」の2冊が存在します。アイスノートはコピーをもって、ステージがスタートするおよそ2時間前にコースの偵察を行います。
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ジルスールも眠い目をこすりながらノートをチューニングしています。オリジナルは3日前のレッキで作成したノートですから、雪などさまざまな天候の変化ですっかり変わったコースのコンディションをオリジナルのノートに書き加えなければなりません。

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偵察から戻ってきたアイスノートクルーとサービスなどで会うことができれば、このようにノートを付け合わせながら、修正を確認しながら変更点を書き加えることができるのです。細かいチェックが見えるでしょうか? ちょっとのミスがリタイアにつながりますから真剣な作業です。

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タナクのコドライバーのモルダー(右)と、隣はかつてタナクとコンビを組んでいたクルダー・シック。シックは、ヒルボネンのアイスノートクルーを担当していたティモ・カンクネン(ユハの弟)と今回はタナクのアイスノートを担当しています。シックはタナクのことをよく知っているし、この3人って、ちょっと最強チームですよね。

でも、長いループだとアイスノートクルーとコドライバーが会えないことがほとんどで、やはり電話のやりとりが多いようです。

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朝7時半を回りました。そろそろクルーたちがステージへ向けてスタートする時間も迫り、イルカ・ミノアが大急ぎでノートの変更を行っています。ヘニングの今回のアイスノートクルーはマシュー・ジェームス・ウィルソンなんですね!

さあ、8時を回り、ステージにむけて出発の時間です。・・・と思ったら、なんと、あまりに危ないところに観客がたくさんいるためSS9がキャンセルになったという連絡が入りました! なんてこと! みんな、こんなに早起きしたのに!

なんて、がっかりしている暇はありません。クルーたちのスタート時間は決まっているので、とりあえずオンタイムで出発です。次のステージは51kmのモンテ最長ステージです! こちらのペースノートの修正もたいへんそうです。まだまだ長い一日が始まったばかりです!


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