大手新聞の「トヨタがWRC参戦を30日発表へ」という報道をきっかけとして、朝から話題はトヨタで一色の一日でした。

ニュースはすぐに日本から海外へ。会議中にもかかわらず、さっそく海外からもメールで問い合わせが・・・しかし、そんなことをおかまいなしに、話題はどんどん加速して、あっという前にYahooのトップに、そしてgoogleで「トヨタ」と検索しようとすると、インスタント検索予測が「トヨタ　WRC」と自動的に入力してくれる！ すごいすごい。こんなに多くの人がトヨタを待っていたんだ（ちがうかもしれないけど）。ただただその勢いに驚くしかありません。

朝からの長い会議がいっこうに終わる気配がないので、後ろのほうで、SNSの反応をチェック。

本当に待ちわびた日本メーカーの参戦、それを歓迎する多くのつぶやき。しかし、いっぽうでは、「スバル・三菱は知ってるけれど、トヨタがむかしWRCを席巻していたなんて知りませんでした」と、若い人のつぶやきも。16年も前にWRCを辞めているのだもの、たしかにそうですよね。僕らにとっては昨日のことのようですが、あのとき20歳だった人はもう36歳だし、いまの中学生なんか生まれてもいないわけですから。

気になるのは、今日のニュースを熱く伝えているのは、おもに僕らと同じ世代の人ばかり。「トヨタにとってラリーはDNA」。僕らは、たしかにそれを実感していた時代があったけれど、これからはそんなことを知らない若い世代にも新しい強いトヨタを見せて、じっくりと時間をかけてトヨタの熱さを伝えていってほしい。

さて、夕方になってやっと事務所に帰ったら、スポーツ新聞の方から「ヴィッツなんですか、86なんですか？」という電話が。うーそんなの、どっちでもいいんですよ！！