モンテカルロが終わったと思ったら、モナコでは今週、また一つビックイベントがスタートします。ラリー・モンテカルロ・ヒストリック! クラシックスタイルという点では、ある意味ではこちらこそ本物のモンテカルロなのかもしれません。
今年は1955年のサンビーム・タルボの優勝を記念した60周年メモリアルイベントなのだそうです。イベントのポスターもレトロな味わいがあっていいですよね!
水曜日には伝統のコンサントラシオンが出発する都市の一つ、グラスゴーからスタート、そのあとコンペンハーゲンが続き、30日にはトリノ、バルセロナ、ランスから一斉にラリーカーが競技スタート地点のモナコに向かいます。この時点ですでに移動距離は短い人でも788km、長い人だと 2263kmも走ることになります。
競技は1日のクラシフィケーション、2日のコミュン、3日〜4日のモナコ・フィニッシュまでのフィナーレの4日間1453kmとなります。WRCでは今年昼間に行われたチュリニ峠も伝統にのっとって深夜12時ごろに行われるなど、とてもクラシックイベントとは思えないくらいタフなのに310台のエントリーがあります(!)
そのなかの一台が、ルノー・クラシックチームのルノー16。
けっしてスポーツカーとかではない大衆車ですけれど、お膝元のイベントにむけて、ルノーがファクトリーを挙げて本気で行くのです! むかしのラリーは、レーシングカーじゃなくて、大衆車の祭典だったんです。だから今も身近で愛されているのかな?
いっぽう、こちらは来年のラリー・モンテカルロ・ヒストリックに出場するため、早くもウォームアップを開始したマシンです。
日曜日にお台場で開催されていたJCCAニューイヤーミーティングに展示されていた、左ハンドル(!)のTA22セリカ。
冬の間高地でのスノードライビングと、キャブセッティングを行なうのだそうです。それからJAFでテクニカルパスポートを作ってもらう手続きをしていると、今年の12月の船積みまで実はあまり時間がないのだそうです。
以前、フェアレディZでモンテカルロ・ヒストリックに出ていた池内/伊藤組のセリカでした。いつものように、ラリーX顧問の長谷川さんからの情報でした!