やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

大事なのは引き際と攻め際。

おそらくスプリットタイムの表示があれば、昨日のヤリ-マティのクラッシュはなかった? もし昨年までであったら、セクター2でオジエが30秒遅れた時点で、ラトバラへの指示が出ていたでしょう。
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ラトバラはスタート前、リチャード・バーンズが2001年にタイトルを獲得した時のように堅実にゴールする戦略で戦うと宣言、「スピードや自信が得られない場合には、戦略を切り替え、状況を理解して、落ち着いて、勝利の代わりにポイントを取ることが重要になる」と語っていました。

昨年のドイツもしかり、これまでも突然の天候の変化で戦いの流れが変わり、路面コンディションの変化でグリップレベルが変わったことになかなか対応できていないラトバラ。さらにスプリットタイムの表示がなくなったことも、いっそう「状況の変化」が読めないことに拍車を掛けたような気もします。

しかし、いっぽうで、ワイパーが動かないだけで動揺が始まり、ボンネットを閉め忘れ、そして不用意なアクセルでマシンを滑らせる。チャンピオンのオジエにしても、冷静でいるつもりが見えない敵にじわじわと精神的に追い詰められてしまうのですから、スプリットタイムがなくなったことで、たしかにいろいろなドラマがこれからも起こりそうです。

ちなみに2001年のバーンズは、ニュージーランドのわずか一勝のみ。3勝したマクレーとマキネンに彼が勝っていたのはリタイアの回数でした。 年間6勝してチャンピオンになれなかった1992年のオリオールもそうであったように勝利だけではタイトルには届きません。
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選手権を狙うなら、ラトバラ、まだまだ冷静でいることが必要です。

さて、スウェーデンはすでに二日目がスタートしております。昨夜の雪が融けてシャーベットのようになっているとのこと。オジエが苦戦? ミケルセンがわずかリードを広げています。しかし、このまま、かんたんに勝てないのが、ラリーですよね!


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