WRCのライブ中継でミケルセンがスタックする映像が飛び込んできたとき、思わず「だあーっ」と声が出て、筋がおかしくなるくらい足がビーンと伸びてしまいました・・・(そんな人は多かったはずです)。
しかし、残念ではあるけれど、やはりミケルセンには優勝するドライバーとしてはまだ何かが足りないということなのでしょう。土曜日の一回目のヴァルゴーセンのスピン。あそこで20秒を失って、本来ならオジエに対して、ふたたび勝てるチャンスはなかった。最終ステージでは、オジエもヌービルもマシンの姿勢をかなり乱しながら走り、二人ともマキシマムアタックだと言っていたけれど、それは一か八かではなかったはずです・・・。
ゴール後、仲のいい友人のティエリーがまっさきにマシンに駆け寄り、声をかけていましたね。やさしいジュリアンにおなかをパンチされて・・・こういうところがラリーというスポーツのいいところです。しかし、それ以上にラリーは残酷なくらいきびしく、チャンピオンに勝つのはこんなにも難しいスポーツなのです。