やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

東大チームのうらやましい授業

東大チームのヒストリックラリーへのチャレンジがいよいよこの週末最終戦を迎えます。

いつか紹介しようと思って、うっかりしておりました。今年はTeam 剛として、新学期が始まるまでに欧州のヒストリックイベント3戦をA73ランサーGSRとTE27レビンの2台で転戦するという、なんともうらやましい長旅のチャレンジなのです。ご存じない人もいるかもしれませんが、なんとこれは東大の草加浩平教授による授業なのです!
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(写真:facebook.com/hornelandrallyより)

初戦は3月6〜7日にオランダを中心に行われたホーネランド・ヒストリックラリー。松波登さんと草加教授のレビンが37位、夜のセクションでルートを間違えて泥道でスタックしてあわや失格になるところだった大西康弘/市野諮組のランサーも48位で無事に完走したそうです。
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2戦目はスペインのラリー・コスタブラーヴァ・ヒストリック。こちらは3月13〜14日にFIAヨーロッパ・ヒストリック選手権のイベントとして、二日間で総走行距離567kmを走るというものでしたが、篠塚建次郎さんと大学4年の高木充さんのコンビによるランサーもオルタネータのトラブルに見舞われながらも無事に完走。吉野裕仁さんと草加教授のレビンも15位で走りきったそうです。

輸送の最中に自慢のLEDのラリーランプが盗まれたり、さまざまなメカニカルトラブルが続出したり、厳しいときもあったようですが、タフな戦いを仲間達とともに乗り切り、みんなで迎えたゴールの楽しさは一生忘れられない思い出になったはず。チーム剛メンバーの山田高寛君が製作したというタブレットを使用した自作のラリーコンピュータは海外でも注目されたみたいですね。山あり谷ありのラリーを、若さとアイデアとこうした工夫で陽気に乗り切ったという、ただのものづくり教室では得られない、なんとも逞しい経験が得られたようで、うらやましく思います。

そしていよいよ今週末、最後のラリーとなるパリからディジョンまで3日間で走るラリー・ド・パリ・クラシックが始まっています。ランサーは川崎修司さんと川崎ひとみさん、レビンは木村哲也さんと木村美里さんにステアリングとシートを委ねての最終戦です。すばらしいチャレンジを! こんな課外授業を僕も受けたかった!


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