タナクとモルダーが、まさか水中メガネとシュノーケルでフィニッシュ・セレモニーに登場するとはね!
誰が言い出したのか、沈没した豪華客船タイタニックになぞられて「TiTANAK」とネーミングされたカーナンバー6のフィエスタ。チームはちゃんとボンネットに「TiTANAK」というステッカーを貼って最終日のステージに送りだしています。そして、まさか誰もが一生忘れられないポディウム・セレモニーまで用意してるなんてね!
湖に転落する動画やタナクのマシンのインカーカメラの映像を観て、はじめてこのアクシデントがあったことを知った人もいるでしょう。けれど、当初は何がステージで起こったのかはまったくわかっていませんでした。トラッキングシステムからカーナンバー6の走行表示が突然消え、ただのシステムトラブルでないことが後続のパッドンの証言から明らかとなり、タナクとモルダーに良くない事件が起きたことが確実となりました。そこから彼らが無事であるというニュースが伝わってくるまでおよそ20分。世界のどれだけの人が胃が痛くなるような時間を味わったことか!
マルコム・ウィルソンもステージから忽然と姿を消したことから最悪の事態を想像したと証言したように、二人の無事を知らされたチームがどれだけ安堵に包まれたかよくわかるような気がします。
苦境を笑いに変えてしまうこと、これはもうその人、あるいはチームがもっている底力みたいなものなんでしょう。それにしても、これが笑ってすまされるアクシデントになって本当によかった!
気が利いたポスターも登場しています。ぜひ映画化を!(作:twitter/Shakedown)