やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

特別な勝利。

特別なイベントというものは誰にでもあります。クレイグ・ブリーンにとってサーキット・オブ・アイルランドはまさにそんなイベントだったようです。
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ライブタイミングを深夜まで追いかけて、最後は久しぶりに手に汗をかきました。ずっと接戦を演じてきたライバルが消え、ほぼ優勝が決まったかに思えた、残り2つのステージでスピンしてフロント壊してジャンクションでオーバーシュートしてエンスト2回って!

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それにしても、こんなマシンでゴールしたんですよ! よくラジエータが壊れなかった! 負けていてもおかしくなかった! よく勝った!

想像もしてなかった終盤のドタバタがプレッシャーだったのかどうかわかりません。しかし、どれほどこのラリーが彼にとって特別なものだったのかを彼は優勝会見で語っています。

彼は子どもの頃からもっとも勝ちたかったイベントを2つ挙げ、いろいろ有名な世界選手権もあるけど、そのなかの一つが、このサーキット・オブ・アイルランドだったと明かしています。彼は、母国のヒーローだったフランク・ミーガーと同じトロフィーに名前を刻むという夢が叶ったことを信じられない思いだと語っています。どれだけその思いが深かったかということでしょう。

また彼は、もう一つ勝ちたかったイベントが、アイルランドのローカルイベントのラヴェンズロック・ラリーだったと明かしています。彼は2011年にこのイベントではギャレス・ロバーツとともに優勝しているので、残されたのはサーキット・オブ・アイルランドだけ、まさしく悲願の勝利となったわけです。

ミーガーもジャッファも悲しいことにいまはもうこの世にはいませんが、きっとこの日を待ち望んでいたでしょう、さぞかし喜んでいるはず。本当によかった!


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マクレーの子どもたち。 »

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