昨日、アルゼンチンのsaftyについて話しましたが、過去何度か問題を起こしてWRCを外されたこともあるポルトガルは、北エリアでの開催にあたり、観戦エリアと立ち入り禁止のエリアを明確に分けました。世界でももっとも熱い人たちが大集結のポルトガルではこれはちょっとした革命です。
かつてはクレストの先もコースに観客にあふれていました!
どっちに曲がっているのか道が見えなかった時代もありました。
2015年の開催にむけてポルトガルはホームページでも観客にむけて観戦の注意を呼びかけています。観戦が許されているステージごとに観戦ポイントを動画サイトで公開、「見られるのはグリーンゾーンだけだ」とうるさいくらいに連呼しています。
ポルトガルの動画には、ラリー・マネージャーのムートン先生も登場、観客への協力を求めるとともに、開催継続のためには「safety」が絶対な条件であることについて理解を求めています。
しかし、うーん、この観戦エリアを見て下さい! 基本的にはコースのすぐ脇で観戦することを禁止し、ステージごとにグリーンな観戦エリアを定めてあるようです!
かつての熱いポルトガルを知るファンは誰もががっかりでしょうけど、もはや政治の力でこのように観客を押さえつけるしか、存続の道がないというのは残念な話です。