グリアジンが事故で両足を骨折するという残念なニュースが入ってきました。今週末のラリー・エストニアのために高速道路を走行していた際に、はみ出してきた対向車と衝突したそうです。
昨年のERCラリー・リエパーヤでエサペッカ・ラッピを上回る速さをみせて世界に衝撃を与えたグリアジン。初日を首位で終えたものの、ギヤボックスを壊して2位に終わりましたが、まさしくコリン・マクレーERCフラットアウト・トロフィーの受賞にふさわしい新星のデビューでした。
このとき彼はまだ20歳。スポットで参戦したイベントで注目された彼は、今年はあえてプジョー208にステップダウンしてERCジュニア選手権のタイトルに挑んでいたのですが・・・。生まれながらスピードのセンスをもったドライバーはそう多くいませんが、彼はそのなかの一人として将来が注目されてきただけに、ほんとうに残念なニュースです。
写真は今年のベルギーで撮影されたもの。伝説のドライバー、フランソワ・デルクールといっしょにうれしそうな顔です。そういえば、フランソワはフォード・ワークスにいたときにフェラーリF40で交通事故を起こして足を骨折、シーズンを棒に振ったなんてことがありましたよね。
グリアジンは現在、集中治療室で容態も安定しているようですが、かなり状態が悪い右足の治療にはかなり時間が掛かりそうだとのことです。でも、なんてったって21歳だもの、まだまだ再スタートできるはず!復帰を待っているよ!