2017年登場の新WRカーは前後のオーバーハング部分にかなり大きな空力パーツを付けられるようですが、ラリーカーには邪魔な位置ですよね! インカットやジャンプの着地などでバッキバキに壊れませんかね?
個人的にはランチア037のようにリヤバンパーがなくて、冷却のフィンが切ってあるリヤデフが露出しているほうがラリーカーらしくて好きなんですけどね!
こちらはグループB時代のプジョーを彷彿とさせる初期検討段階の新WRカーのイメージ。このイラストをみるかぎりリヤの大型ウィングも全面投影面積を越えそうですね!
さて、2017年WRカーのテクニカル・レギュレーションについて今の時点で分かっているところをご紹介します。
全長:3900mm以上(ベース車両の寸法ではなくWRカーとしてのホモロゲーションに必要な数値)
全幅:1875mmまで(現行車1820mm)
車両重量:最低重量1175kg(現行車1200kg)
ホイール:現行車と同様=18インチ(ターマック)/15インチ(グラベル)
ブレーキ:370mm(ターマック、現行車355mm)/300mm(グラベル)
エンジン:最大馬力は380馬力。ターボリストリクターは直径36mm(現行車33mm)、ターボブーストは最大で2.5bar(現行車と同一)
トランスミッション:センターデフの電子制御可能、ただしリヤに搭載は禁止。マグネシウムのケーシング禁止。ギヤボックスとフロント・リヤ・センターデフの最低重量は85kg(現行車90kg)
クラッチ:最低径183mm、アクティブクラッチ禁止。
WRカーのテクニカル・レギュレーションはいまはまだすべてがカッチリ決まっているわけではなく、マニュファクチャラーの意見を聞きながら年末までにはその姿がはっきりするようです。今日紹介したもののなかには変わるものもあるかもしれませんし、いまはまだご参考程度と考えてください。