ドイツでは初日の朝のループを終えてラトバラとオジエが0.1秒差というハラハラしたバトルが続いていますが、さてさて、最終日を迎えたお隣の中国でもいろんな意味でハラハラの一日になったようです。
昨日の木曜日にはついにFIAの大物(!)ヤルモ・マホネンも登場、FIAオブザーバーカーであちこちをチェックしたそうです。
この日の朝の時点では、FASCの関係者も、2016年と2017年の2年契約での話し合いとなっていることを認めてはいるものの、けっして開催が決定しているわけではなく、「いまは50%、あとは査察の結果次第だ」と渋い顔をしておりましたが、大きな問題もなく金曜日のゴールを迎えた時点では「70%」だとすこし表情を緩めているようです。
ラリー前の記者会見では、救命ヘリを待機させるなどイベントの安全性に関してFIAが来ることでさらに高まることを願うというドライバーの発言もありました。FIAはセーフティに関してさいきんとくに厳格さを求めているだけに、このあたりをマホネンがどう評価するか運営側はヒヤヒヤしていたのかもしれませんが、何もなければ無事是名馬也であります。
1999年のチャイナは555タバコという強力なスポンサーのあと押しで実現したわけですが、あるワークスチームのメカニックが、日本では栽培が禁止されているある種の植物がサービスパーク周辺で大量に栽培されているのを発見して大騒ぎ(大喜び?)になったなんてこともありましたし、高速道路を横断する牛車にサービスカーがあやうく激突しそうになるなんてこともあったようです。
いろんな意味でヨーロッパとは異なる衝撃的な国だったという話を聞いた記憶がありますが、そんなこんなももう15年も昔の話でございますが、中国のセーフティに関する話を聞いて、ついついむかしの変なエピソードを思い出して笑ってしまったというわけです。田園の風景なんてそんなに変わらないと思うけど、こんなことさすがにもうないのでしょうね!