クビサがリタイアになるという残念なニュースがあったコルシカ二日目が終わり、優勝争いはラトバラと2秒差で続く伏兵エヴァンスに絞られました。
初日のトップは走行ポジションに助けられた面もあったかもしれませんが、完全にドライになった二日目の午後のタイムは、彼の新しい成長を示すものでした。
さて、コルテのサービスでは深夜にもかかわらず撤収作業が始まっています。この日の最終サービスが、ラリー全体での最後のサービスです。最終日は朝もゴール前のサービスもない、まさしくノーサービスの一日です。
組み立て式簡易テントのMスポーツは撤収作業もほぼ完了。それに対して、大きなホスピタリティを建設するヒュンダイはかなり撤収が遅れています。いじわるな見方をすれば、まるで今回のヒュンダイを象徴するようです。
マニュファルチャラー選手権2位争いは、二人のコルシカ・ウィナーを擁しているヒュンダイが圧倒的に有利だと見られていましたが、エースのポカミスで大番狂わせとなりそうです。13ポイントをリードしてコルシカに挑んだヒュンダイがこのままではシトロエンに5ポイント抜かれ、さらにMスポーツに9ポイント差に迫られてしまうという計算です。
コルシカの最終日は雨の朝になりそうです。ふたたび波乱が起きるのでしょうか。成長したエヴァンスを少しだけ贔屓して見守りたいと思います。