ヌービルが最終戦GBでエースのポジションを譲ることになりました。激しいスランプに陥っていたとはいえ、まさか! マニュファクチャラー選手権2位が掛かった勝負の一戦とはいえ、まさか! まさか、エースを外すなんて!
チームによれば、来季、より大きな野望を実現するために彼に復活してもらうことを願って、いまの選手権争いの重圧から解放したというわけですが、エース失格にも等しい宣告が彼のスランプをさらに深刻なものにさせなければいいけど。
スペインではヌービルがカーナンバー7をつけますが、GBではソルドがナンバー7、パッドンがナンバー8となり、ヌービルはカーナンバー20でBチームからの出場となります。
ヒュンダイは昨年もセカンドドライバー数人を交替で出場させたこともありますし、今年のオーストラリアではソルドの代わりにパッドンをセカンドドライバーに昇格させたことはあります。しかし、ヌービルはエースです。それとこれとはちょっと次元が違う話です。
ちなみにマニュファクチャラーは年間登録の際にドライバー一人を登録する義務があります。かつてはエースをフル参戦させる義務がありましたが、複数のドライバーに出場の機会を与えるために2014年から10戦義務へと規制が緩んでいます。だからっていって、一度砕かれたエースのプライドは?
ヌービルがシトロエンに移籍するのではないかとの噂もありましたが、チームによれば2016年も彼がチームに残留することは決定しているとのこと。エースの復活は全員の願いというわけです・・・それにしても、なんかゴタゴタしすぎ?