今日は超青田買い好きのみなさまに、活きのいい若者を一人ご紹介申し上げたいと思います。
ファビアR5を駆ってERC最終戦で6位に入った18歳のニコライ・グリアジン。
彼のことは1年半前に行われたロシア・ラリー・マスターズショーのニュースで紹介しているので、記憶している人もいるでしょう。
新井敏弘選手がスバル・ロシアの招待で出場するというのでタイムをチェックしていて、あのルクヤヌクに次いで2位でフィニッシュした16歳の少年のことを私も初めて知りました。なにせニコライはあのとき初めての4WDラリーカーのドライブだったどころか、それまでにラリーを一度も走ったことがなかったのですから。
ロシア期待の若手として注目されていたヴァシリー・グリアジンよりも、弟のニコライのほうが才能があると大騒ぎとなり、ロシアのミサイル兄弟なんて喩えられてたけど、あれから一年半でERCのトップ6に入ってくるなんて! 繰りかえしになるけど、ラリーを始めてほぼ一年で!
今回のスイスは、エストニアの前に足を骨折した兄に代わって代打で出場のチャンスがめぐってきたと思ったけれど、違いましたねー。サーキットからラリーに転向して、スポーツレーシングテクノロジーからラリーにどっぷりの一年間、エストニアやリトアニアのラリー15戦を走りこんできたんですね、知らなかった!
次に彼の名前を聞くのは来年のERC? 若いときは、一年でほんとにあっという間に化けちゃうから、見逃さないようにチェックしましょうぞ! 私も今回リストに加えました。