シトロエン・レーシングが先週、将来のプログラムに関して発表をおこないました。もちろん来シーズンのWRC参戦休止は驚きだったのですが、ファンにとって一番の衝撃はローブがWTCCプログラムから外れたことではなかったでしょうか。
ローブも自身のブログのなかではっきりとこの決定を知って「驚いた」と述べています。
シトロエンのWRCプロジェクトがそうであったように、WTCCプロジェクトについて、ローブはチームディレクター以上に決定権を握っており、ほかのどのドライバーより優先されると思っていたのですが・・・それももはや過去のものだということなのでしょうか。
ローブは以前、シトロエンが2017年以降、WTCCとWRCのどちらを選んでも自身のローブレーシングの活動があるので関係ないと冷静に述べていましたが(2015/08/28ニュースより)、この決定は彼にとって明らかに想定外だったようです。
それでも、ひょっとしたら新しいWRカーで2017年にローブがWRCに帰ってくることもある?
ローブは、「美しい物語が終わる。だが僕に後悔は無い。あるのは素晴らしい思い出だけだ」と自身のブログのなかに記し、あくまで彼の美学を貫こうとしているようです。
通算78勝、9度のワールドチャンピオン・・・か。すごい記録だけど、美しいまま物語を終えるってのは、ちょっとずるいよね。