MスポーツがフィエスタR5エボを来年1月に投入すると発表、間髪いれずにプジョー・スポールが208T16 R5およびシトロエンDS3 R5のアップデートを3月に行う予定であることを明かしました。
フィエスタR5エボなんと32馬力アップです! おおっ、これはシュコダ購入を決めていたプライベーターにとっては魅力的な数字です!
フィエスタR5は、R5ラリーカーの先陣を切って2013年7月に登場、デビューから丸2年を経てこれまでに130台を販売、市場における地位を不動のものにしてきたのですが、今季の後半戦から登場してきたシュコダ・ファビアR5の人気が急上昇、こちらも納車まで数ヶ月待ちという状況になっているようなのです。
来年からWRC2ではRRCへの規制がさらに強化され(リストリクターの弱小化が予定)、ERCでもRRCが完全禁止となり、さらに夏にはヒュンダイi20 R5が登場するわけですし、Mスポーツはライバルにユーザーを奪われる前にいち早く先手を打った格好となりました。
プジョーはMスポーツに半年遅れの2014年3月に208T16 R5がデビュー(兄弟ブランドのシトロエンDS3 R5は一カ月遅れの4月にデビュー)したのですが、その速さと引き替えにエンジントラブルの多さが敬遠され、プジョーとシトロエンの2台あわせてもおよそ80台の販売にとどまっています。
ポンド高を背景に、ポーランドで製作してポンドで決済していることもMスポーツにとってはより有利なビジネスになっているようです。しばらく天下、続きそう!