ヒュンダイi20 WRCの2016年仕様が公開されました。ヒュンダイのドライバーが口々にニューマシンのポテンシャルを絶賛しており、新シーズンが楽しみだと語っています。
3人のドライバーが全戦に出場することが公式に明かされたりしましたが、すでに既定路線として決まっていたことですから、それほど大きな話題にはなっておりません。それより驚いたのは、フロント開口部の形状がフランクフルトショー以降、変更されていたこと!
なんどかカムフラージュされたテストカーを見ていたはずなのに、リヤ回りばかりが気になって、フロントの変化に気付かなかったなんて。幻惑効果ハンパないです! でも、前から見ると、2015年スペックと似てしまったことが少し残念かな。
それと、ヌービルが「VWに近づけそうだ!」と元気に語ってくれたことが何よりのニュース!
2015年はちょっとがっかりなシーズンとなり、さらにモンツァ・ラリーショーでは2輪王者のヴァレンティーノ・ロッシに敗北を喫するなど、なかなかいいニュースが聞こえてこなかったヌービルですが、あのモンツァはMスポーツのワークスマシンvsヒュンダイ・イタリア(HMI)のカスタマーマシンで、さらに言うなら、WRCの契約の問題でHMIがいつも使用するピレリが使えず、急遽、なにもデータのないミシュランを使ったところがソフトすぎてまったくマッチしなかったという不運も重なったそうで、けっして調子が悪かったわけではないのでご安心を。
個人的には18日のマニュファクチャラー登録で、ヒュンダイが誰をオフィシャルノミネートするのか注目していたのですが、ヌービルで行く方針であることを今回、チームが認めています(14戦のうち10戦には出場する義務が生じます)。もっともチームは来季、エースドライバーをおかずに、イベントごとにローテーションで出場させるドライバーを選ぶと語っていますが、やっぱり誰が大黒柱として期待されているのか、ここで彼もはっきりと認識したのではないでしょうか。
あとはその気持ちをどれだけエネルギーに変えて復調できるか、ですね!