ひょんな出会いからレオーネRXをしばらく預かることになりました。
86年サファリのカラーリングが施されたこのマシンについて、くわしくはまた後日に譲るとして・・・、とりあえずエンジンルームもかなり手を入れなければならないし、ちゃんと走れるようになるなんてまだまだずっと先になりそうです。
レーシングカーのようなラリーカーばかりを見慣れた目からみると、いろいろな意味でこのクルマは不安になるくらいふつうすぎて衝撃を感じます。このクルマがまさか4200kmのサファリを走破したなんて!
しかし、レーシングカーではなくどこの街のディーラーでもふつうに売られているクルマでサバンナをめざすことこそが、そもそもはラリーの原点であったはず。あまりにもふつうすぎて笑ってしまいそうになるこのクルマに、いまのWRCが忘れてしまった何か大事なものが詰まっているように私には思えてなりません。
このクルマのレストアを通して、かつてサファリをめざしたスバルのエンジニアたちや冒険に旅立った数々のプライベーターたちのスピリットに少しでも迫ることができたらうれしいのですが、はたしてどこから手をつけていったらいいものやら・・・。
とりあえず今日は予告ということで、そのうち少しずつ進み具合を紹介していきたいと思ってます。夢はでっかく、ヒストリック・サファリへの出場だっ!