やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

ラリーカーは底から見たとき真の姿が見えるのです。

時間をみつけては、レオーネの作業場に顔を出す日が続いてきたのですが、先日、ランサー大王こと安西カメラマンにお願いしてクルマの各部を撮影してもらいました。将来に控える大修理を前に、とりあえずボディのコンディションを詳細に記録して残して置くためであります。

僕らはふだんラリーカーはきれいにカラーリングされた外観にばっかり目が行くんですが、実はそんなの本当はどうでもいいことなのです。ラリーカーは底から見たとき真の姿が見えるのです。その魂はボディにこそ宿っているのです。
160317_floor1.JPG
というわけで、まずはリフトに上げられたレオーネのフロアを下から見上げてみました。遠目に見ると、30年前のクルマとしてはまあまあにも見えるですが、近づいて見ると、各部が錆で真っ赤っ赤でございます。
160317_reararm.jpg
防錆のための処理をしてないラリーカーは、いい保管がなされてきたとはいえ、さすがに30年経つと錆だらけになるのが現実です。
160317_okamoto.jpg
ボディスペシャリストの岡本くんが各部にドライバーを当てて音を聞きながら、これまでの修理の過程や錆の状態、ボディのコンディションをチェックしてくれました。
160317_rollbarfront.jpg
ロールケージのフロント取り付け部のフロアのあたりは錆があるけど良好な状態です。
160317_crack.jpg
しかし、スポット溶接が剥がれ始め、クラックが入って向こう側の光が透けて見えるところも!

けっきょく、安西カメラマンは半日かけて冷静な目で300枚近くの記録写真を撮影してくれました。その写真には愕然となるものも含まれていました。なるべく現実を見ないようにしてきたせいかもしれませんが、ここまで厳しい現実だとは! それでも、いつかきっときっちりと直すから!

夕方、赤坂の事務所から外に出たところ、おびただしい数のヘリコプターが舞う音が聞こえ、まるでフラッシュバックのようにサファリ・ラリーのことを思い出しました。

ビルの谷間の狭い空だけでも4機がホバリング。ヘリが次から次へと飛んでくる音を聞くとかつてのサファリ・ラリーを思い出すと以前にもブログで書きましたが、今日もまさしくそんな夜でした。しかも、オバマの来日のときなんて比較にならないほどの数です。さすが清原・・・。いやしかし、ぶつかりそうなヘリを見つめて、戦争が始まったんじゃないかと外国のサラリーマンが不安そうな顔をしてました。んなことないよ、平和だから。


« 本当は群馬ナンバーにしたかった。
グロンホルムとローブの対決が実現か! »

カテゴリ別ニュース

最近のブログ

アーカイブ