アバルトがラリーへの復帰を夢見ているというニュースは以前にもお伝えしたわけですが、こんなにも明確なメッセージをジュネーブショーで発することになるとは!
往年のワークスカラーをまとった124ラリーのプロトタイプマシンです。
参考までにこちらは40年前にフィアット・ワークスが走らせていた124アバルト・ラリー。75年モンテカルロのダルニッシュ。
現代版の124ラリーカーのベースになるのは、マツダ・ロードスターなのでしょうけど、1800cc直噴ターボで後輪駆動の296馬力エンジンを搭載するということは、1500ccエンジン搭載の国内モデルではハブやらミッションやらは持たないと思うので、全然別モノ?
アルミのベルトカバーに赤いAbarthの文字。こういう演出がにくいよね!
残念なのは、ターゲットにしていたFIA R-GTカップがちょっと寂しい状況になっていること。デルクールもあまりも高額すぎるということでポルシェでの参戦を中止しましたし、タットヒルズも撤退を表明しています。ツーシーターの124スパイダーがグループAのホモロゲーションをもつのは困難でしょうけど、グループR3のトヨタ86と124スパイダーのための後輪駆動クラスが誕生すればもっと盛り上がるかもしれないですね。
さて、日本から15時間遅れのメキシコはいま木曜日の朝を迎え、たったいまシェイクダウンが始まったところです。そして現地の木曜夜にはユネスコ世界遺産に登録されているお馴染みの銀鉱あとに作られたトンネルのステージで今年のラリー・メキシコが開幕します。
このSS1は日本時間の金曜日昼の11時からスタートの予定! 時差に優しいのは今日だけで、あとは地球の真裏のラリーを追い掛ける、厳しい週末になりますが、みなさんもどうぞ速報にお付き合いください。宜しくお願いします!