いよいよサルディニアです。火曜日と水曜日のレッキが終わり、アルゲーロのサービスではスタートに向けた準備が整いました。水曜日の午後、ヒュンダイのホスピタリティの前に、実物大(?)のテーブルサッカーのピッチがつくられ、ドライバーたちが親善試合を行いました。
UEFAユーロ2016をスポンサーするヒュンダイがこのピッチを準備したそうですが、ソルドからのパスをオジエがシュート、キーパーのラトバラからゴールを奪うという、チームという垣根を越えてふだんは見られないドライバーたちを見ることができて、なかなか楽しい試合になりました。これもラリーならではですね!
ラリーはクルマが走っているシーンもいいけど、こんな風にドライバーたちが空いた時間に集まって仲よさそうにしているところもいいところだよね。
ふと思い出したのは、むかしのアクロポリス・ラリーのこと。80年代後半はアテネから北部のメテオラのあるカランバカまで走り、戻ってきてアテネのあるアッティカ半島からコリントスを経由してペロソネス半島へと入り、半島をぐるっと周回したあと、完走した全車がフェリーに乗ってサロニコス湾を渡ってアテネまで帰還するという壮大な旅だったのですが、戦いを終えた傷だらけのマシンが仲良くフェリーに積まれ、疲れ果てたドライバーたちデッキで笑いあっている写真がどこかの雑誌に出ていたけど、あれはよかったなあ。
そんな往年のシーンを懐かしく思い出したけど、戦いを勝ち抜いたクルーたちがアルゲーロの海に飛び込むサルディニアもそれに負けないくらい素晴らしいポディウムだよね! 今年もどんな感動的なダイビング大会が見られるのか、楽しみにしましょう!