あのコリン・マクレーでもなしえなかったラリー・フィンランドの優勝にクリス・ミークが王手を掛けました。もちろん勝てば、英国からは初の快挙となります。
ラリー前にミークを挑発するような発言をしていたヨースト・カピトも彼の速さを祝福しています。そういえばカピトは昨年のフィンランドでクラッシュ、シトロエンから最後通牒を言い渡されそうになっていたミークを擁護していましたよね。
とくにすごかったのはフライングフィンの聖地オウニンポウヤ。昨年、ラトバラが叩きだした平均速度132.18km/hのレコードを彼は2回目に破り、132.52km/hという新記録を達成しております! 今年はリバースなので厳密に言えば新記録じゃないのだろうけど、まさしくフライングフィンの誇りを木っ端微塵に打ち砕く衝撃的な速さでした。
これまで65回の開催のうち北欧ドライバー以外で優勝しているのは、サインツ、オリオール、マルティン、ローブ、オジエのわずか5人。ミークは6人目になれるでしょうか。残り33kmですから、オウニンポウヤ一回分で41秒のマージンです。いまの彼ならR5マシンに乗り換えても優勝は可能でしょう!