ラリー・チャイナがキャンセルとなったことで、オジエが次戦ツール・ド・コルスで4年連続のチャンピオンを決める可能性がでてきました。
オジエはグラベル・ラリーで苦戦が続き、半年あまりも優勝できないという前代未聞の厳しいシーズンとなりましたが、ドイツで今季3勝目を飾り、残りがあと4戦となったことで、オジエは次戦のコルシカを終えて、ライバルたちに85ポイント差をつけていればタイトルを決めることができます。
オジエはドイツを終えて、現在、169ポイント。もしオジエが次戦のコルシカで今季4勝目を飾って、さらにパワーステージで勝利した場合、合計で197ポイントを獲得することになり、ライバルたちがこの時点でチャンピオンの可能性を残すためには113ポイントを獲得できてなければなりません。
オジエが次戦で優勝したときに、ミケルセンが8位に入れなくて、ヌーヴィルとパッドンが4位に届かなければオジエのタイトルが決まります。
いま現在、そのほかに数字の上でタイトルの可能性を残すのは、ラトバラ、ソルド、マッズの3名のみですが、いずれもオジエが次戦で優勝を飾った場合にはノーチャンスとなります。
もちろん、こうやって条件を考えると、次戦で決まる可能性はかなり低いとは思いますが、彼は今年の目標の一つに、昨年メロメロに終わったコルシカでの勝利を挙げていますから、ありえないとは言い切れない?
昨年は第10戦で王者を決めたオジエ、さて、今年はどこで決めるでしょうね?