やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

末恐ろしい15歳。

確たる証拠はないのですが、おそらく公道で運転免許証を取得できる年齢を考えると、10月1日に16歳になるカッレ・ロヴァンペラがラトビア・チャンピオンになれば、史上最年少のチャンピオンになるはずです。
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ちっともかわいくない15歳です。

まだこの年齢のため、カッレは先週末のラリー・リエパーヤではERCのエントリーは認められず、ラトビア選手権のエントリーでしたが、それでも二日間で4つのベストタイムをマーク、今年ERCで3勝を挙げているラルフス・シルマチスとほとんど変わりないペースで走ったことは本当に驚くべきことでした。

もっとも走行順を考えると、ラトビア選手権のドライバーはERCのドライバーのあとに走るため、ロヴァンペラは39番手という恵まれた後方からのスタートポジションだったようにも見えます。しかし、あまりにも後方でのスタートのため、ステージのかなりのところが走行によってダメージをうけ、多くの石がかき出されているため、けっしてクリーンな路面コンディションを走っていたわけではないようです。

ERCに出場してないのに、コリン・マクレーERCフラット・アウト・トロフィーを受賞しちゃうのも変な話なんですけど、この賞の選考委員の一人であるコリンの父であるジミー・マクレーは、「コリンは史上最年少の世界チャンピオンだった。ERCで若い才能がこのトロフィーを受賞する姿を見られて嬉しい」と語り、ロヴァンペラに我が子の姿を重ねているかのようにエールを贈っています。

ヤリ-マティの最年少WRC優勝が22歳、コリンの最年少WRCチャンピオンが27歳・・・。カッレには、すべてが可能であるような気がします。


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