本土に帰るはずが、またもや来季もサルディニア島で開催されるかもしれないというWRCのイタリア・ラウンド。どうやら次期WRC開催が有力視されていたラリー・ディ・サンマリノが8月末にイタリア中部を襲った地震による影響を受けているのではないかとの情報です。
震源地となったペルージャ県のノルチャからサンマリノまでは直線距離で150kmほど。大きく揺れた村々ではいくつも古い石造りの建物などが倒壊、古い町並みが見るも無惨な姿になっています。地震から2週間以上が経った昨日も、がれきのなかから生きた猫が見つかったというニュースが流れたくらいですから、復興は一筋縄ではいかないように思います。
しかし、サンマリノのルートが本当に地震で影響を受けていて、地元自治体が予算を削ってしまって招致が困難になったのかどうかは定かではありませんし、本土の開催候補地がほかにもあるのかもしれません。しかし、一つ確かなことは100%ないと見られていたサルディニアが新しい予算案を用意して、島での継続にムクムク動きだしたということ。
大地震が島に戻すための言い訳に使われるとは言わないけど、開催地をめぐってこの10年間繰り広げられてきたどんでん返しのドラマを思い返すに、いろいろあったけど今回もサルディニアに決着しそうな気が・・・。
それにしても、新しいシーズンにむけて、まだまだいろんなことが見えてきませんねえ。