って言っても、15歳のカッレ・ロヴァンペラのことじゃありません。昨今、アルミテープをボディに貼るとハンドリングが向上するという噂で盛り上がっていますが、まさかのトヨタ純正部品として売られていたなんて!
トヨタ純正 テープ モールディング、アマゾンで3647円です。
ボディに貼るだけで、直進性、ハンドリング、外乱安定性に効果ありと謳われています。こんなので操縦性がアップするとなると、ドライバーのテクニックとか空力バランスはどうなるんでしょう! なんて、言い出すのはアタマがカチカチの証拠です。
いまから20年前、エンジンに貼るだけでパワーが上がるという魔法のような金属テープがやはりブームになったことがありましたが、当時のトヨタ東富士研究所のエンジニアにテストして見たらどうですかと持ちかけてみたのですが、「そんなことあるわけないじゃないですか」って、鼻で笑われたことを覚えています。
あれからトヨタもずいぶん変わりました。科学では効果が解明できてないのかもしれないけど、いいフィーリングがするんなら、それって信じてもいいんじゃないの? って、しなやかな発想するところが、いまのトヨタのすごさを物語る一断面なのかもしれません。
28日、今日、パリでトヨタの2017年に関する発表があります。ユホ・ハンニネンとエサペッカ・ラッピというドライバー布陣が明らかにされることになっており、そしてことによると新しいヤリスWRCも発表されるのかもしれません。そして、ヤリスWRCが全身こんなアルミテープだらけだったら? なんて想像してしまいました。
それもいいじゃないか! いまのトヨタらしくて。常識を破壊する、新しい領域へのチャレンジの始まりを見てみたいと思います!